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ワクチン不要論


自称、日本一有名かつ悪名高い医者である内海氏の新刊。

ワクチンが不要なばかりか有害であることを主張されている。初めの方に書かれている科学的データをねつ造する方法は興味深かった。統計は客観的で科学的でありながら、ごまかす手法は色々ある。判定人数の操作について説明されているが、こんなことをされてはたまらない。^^;;

本当にワクチンに効果が無く有害かどうかは、本書を読んだ読者にご判断いただきたいが、様々な過去の症例に基づき、かなりの説得力はある。まあ自分ではワクチンを打つ予定はなく、その意味では、この本を読んだことで何も僕の行動は変わらないのだが。

個人的に面白いなと思ったのは、大変失礼ながら彼の「愚痴っぽさ」。<(_ _)>

引用する。「でもそれより問題なのは、長いものに巻かれることしか頭になく、自分で調べたり考えたりするわけでもなく、-略-奴隷根性以外持つことが出来ない普通の市民たちにあるのではないでしょうか。それをこそ”グーミン”と呼ぶのだと私は思います」

筆者の医学不要論、ワクチン不要論、精神科や児相への批判を全て真実だとするなら、「なんでわかってくれないんだ!?」と嘆き、このグーミンめ!と愚痴をこぼしたくなるであろうことは、容易に想像できる。

実はこれと似た思いは、僕自身の中にも存在するのだ。
善悪の錯覚の危険なりを、もう15年近く主張しているのにも関わらず、まるっきり広がっていない。万人に分かるようにと絵本にまで落とし込んでいるのに、それでも分からない。文字通り、世界を救うか滅ぼすかを決めるであろうほど重要なことであるのに、僕の活動は全く広がらない。

ワクチンが有効か有害化といったことは、どちらかと言えば目に見える、科学の範囲内であり、善悪などというものよりもよほど分かりやすいことではある。内海氏が「どうしてみんな分からないんだ!」と嘆くようなら、僕がやっていることは、はるかに分かりにくく、さらに何倍もの時間が必要なことだろう。

実際、人のビリーフシステムを変えるのは、時間が掛る。恐ろしいほどの時間がかかる。心がコロコロ変化する、というのはごく表面的な観察に過ぎない。

・・・つまりは、そんなところで、妙に共感してしまったのだ。^^


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  1. 2018/12/16(日) 13:39:19|
  2. 心理学の本|
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イスラム教の論理


アマゾンの内容紹介では、次のような刺激的な言葉が並ぶ。

「神の啓示の言葉を集めたコーランによれば、異教徒は抹殺すべき対象である。彼らを奴隷化することも間違っていない。ジハードは最高の倫理的振る舞いである。その意味で、カリフ制を宣言し、シャリア(イスラム法)によって統治し、ジハードに邁進する「イスラム国」は、イスラム教の論理で見れば「正しい」のだ──。気鋭のイスラム思想研究者が、コーランを典拠に西側の倫理とはかけ離れた「イスラム教の本当の姿」を描き出す。」

コーランを素直に読めば、別に驚くようなことではない。一方で、本書には批判も大きいだろう。イスラムとはそんな宗教ではない、と。
この辺りの何が原理主義で、何が本当のイスラム教か、といった議論は人それぞれであり、そこにはそれぞれのアプローチがある。どれが正しく間違っているかという、善悪二分類の考え方では、錯覚が生まれてしまう。

本書で書かれている様々な問題、課題。全て解決していくのは容易ではなく、人類はもう少し成長する必要があるだろう。



  1. 2018/12/16(日) 13:10:21|
  2. 宗教の本|
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日本人が知らない! ユダヤの秘密


ユダヤ人、ユダヤ教について基本的なことを知りたいと読んだ本。
読みやすく、情報量も豊富。真面目に書かれた本。

テーマとしては、日本とユダヤの関係。 ・・・杉原ビザのことなどはよく知られているが、草の根の交流に関しては、知らないことが多かった。反ユダヤ主義、ユダヤビジネス、ユダヤの文化、宗教的な戒律、イスラエル建国など多岐にわたっている。

基本的な視点は、友好的なものだが、べったりということでもない。基礎知識を獲得する意味ではおすすめ。



  1. 2018/12/16(日) 12:59:02|
  2. 宗教の本|
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ハディース


ハディースはイスラム教の使徒ムハンマドの言行録。
イスラム教ではコーランに次いで重要な教えであり、シャリーア(イスラム法)の法源の一つ。

昔書かれた本であり、複数の方の記憶に基づく。そのため、まったく同じ内容の出来事が何度となく繰り返されて、起承転結があるわけでもなく、さらに登場人物の名前がカナカナでとても長く(覚えきれない)、読むのはなかなかにシンドイ。
え、だからどうなの?と聞きたくなるのだが、どんなにつまらないように見えることでも、とにかく記録可能なことは出来るだけ記録しておこう、と言ったことなのかもしれない。そこに人々のムハンマドへの尊宗を読み取ることもできるだろう。

最近、ジャーナリストの安田さんが解放されたが、そのとき「事情があってイスラム教に改宗せざるを得なかった」といったお話をされていた。ウマルというのは、彼のイスラム名だと。たしかハディースの中には、殺すべき異教徒がイスラム教に改宗したなら、殺してはいけないといった記述があったように記憶している。なるほど、と思ったものだ。

ムハンマドの日常、妻とのやりとり、礼拝の仕方、様々な禁止事項など、豊富に書かれており、イスラム教理解の基礎知識として、興味がある方は、コーランと合わせてざっと読んでおきたい本。

こういうことを言ってしまうと申し訳ないが、イスラム教を否定的にとらえる人と肯定的にとらえる人は、それぞれイスラム教に関して全く逆の決めつけをすることが多い。つまり、「イスラム教は争いを生む宗教だ! なぜならこう書いてある」「イスラム教は平和の宗教だ! なぜならこう書いてある」という具合にだ。コーランなりハディースを読んでおけば、どこに誇張があるか、すぐに分かるだろう。

なお文庫本ではあるが、かなり高額であり筆者は公共図書館の取り寄せサービスを利用した。最近ではイスラム教への関心が高まっており、ぜひ再版が望まれるところだ。
文庫本で1~6巻ある。













  1. 2018/10/29(月) 13:35:34|
  2. 宗教の本|
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Hiroshima


タイトル;Hiroshima
著者;Ronald Takaki

英語の本。
実は20年ほど?前に読んだ本。本棚を見ていたら、ああこんな本があったなあ、と。
なぜ広島や長崎に原爆が落とされたのか。それを知りたくて読んだもの。面白かった記憶がよみがえった。

連合軍司令官のマッカーサーは、原爆投下の是非について尋ねられることは無かった。それどころかわずか48時間前に原爆投下の予定を知らされたのだと言う。
原爆投下はトルーマン大統領が決定したもの。彼は1945年4月にルーズベルト大統領の死去によって、突然、思いも寄らず大統領になってしまった人物。
「なぜ原爆が投下されたのか」という命題に対して、歴史的背景(特にソ連との関係)、人種的な偏見に加えて、トルーマン大統領の生い立ち、女性的性格(sissy)だったという劣等感、突然大統領になってしまった当惑、スターリンへの対抗意識、強い男でありたいといった心理が分析されており、大変に興味深かった。

アマゾンを見ると、今でも購入可能なようだ。


  1. 2018/10/29(月) 12:48:12|
  2. 歴史|
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人種差別から読み解く大東亜戦争


タイトル;人種差別から読み解く大東亜戦争
著者;岩田温

明治から先の大戦に至るまで、日本が続けた戦争の背景には白人列強の人々の人種差別意識があったと考えている。そこでこのタイトルに惹かれて購入したもの。

人種差別思想は古代ギリシアから存在したそうで、アリストテレスも主張したとか。奴隷制は実際、古代ローマでも普通に行われており、そのままヨーロッパへと引き継がれている。
アフリカ、インカ帝国、アメリカの悲劇、さらには日本で宣教師/ヨーロッパ商人が行なった、日本人奴隷の売買の話など。

さらには排日土地法、移民法、その他人種差別への日本人の怒りが大東亜戦争の原因となったことを随分と冷静な語り口で(ほとんど遠慮がちに)語られている。



  1. 2018/10/29(月) 12:03:35|
  2. 歴史|
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魔女狩り


タイトル;魔女狩り
著者;森島恒雄


幣著「二千年の幻想」の改訂版「呪いのマジック」原稿の執筆にあたって、参照した本の一つ。
中世ヨーロッパの異端審問から魔女裁判、魔女狩りの歴史を描いている。

当時、ヨーロッパの人々は、わざわざ生木を使って時間をかけて、魔女とされた無数の人々を焼き殺したという。

なぜこのようなことが起きたのか。そしてなぜ終わったのか。
それを考えるうえで、大いに参考になった。




  1. 2018/10/29(月) 11:50:59|
  2. 歴史|
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