書名 葉隠入門
著者 三島由紀夫
武士道というは、死ぬ事と見つけたり。
かの有名な葉隠を、三島氏が独自に解説したもの。
逆説的なのだが、もっとも生きるためには、死を覚悟する必要がある。
死の覚悟が出来なければ、どうしても逃げてしまう。やりたいことも出来ない。本当に大切なものを見失ってしまう。・・・人間にはそんなところがある。
死に限らず、恋人を失うことを覚悟しなければ、恋人を本当には愛せない。
首になる覚悟が無ければ、サラリーマンをまっとうできない。
傷つく覚悟が無くて、どうして心を開けようか。裏切られる覚悟がなくて、どうして人を信じられようか。
失敗を覚悟しなければ、挑戦すら出来ない。
捨てることを覚悟したときに、始めて、自由になれる。本当の自分を見つけることが出来る。
・・・どこかにそんな部分が有る。
・・・もう昔の話になるのだが、この本には、深く癒されたことがある。死ねという教えに触れて、生きる勇気を貰った。
むろん、いくらでも批判しようと思えば出来る。しかし、この本には何よりも感謝の気持ちがあり、客観的な批判なりを書く気には、どうもならない。
今でも、どこか僕の原点なのかなあ・・・
- 2006/12/06(水) 23:30:50|
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