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東條英機 皇国の殉教者


書名 別冊宝島1449 東條英機 皇国の殉教者
出版社 株式会社 宝島社

これは終戦後、大悪人とされた東條英機元首相の「人間」に迫ろうという、宝島社の本。
これを読んだときには、ある種の感慨を禁じえなかった。
一昔前には、この手の本が出ることはありえなかっただろう。

善悪中毒という観点から、実は、「悪人」とされてきた人々の人間性に光を当てる、ということは、昔からやりたいと思っていた。その意味で、人間東條英機を描きたいという気持ちも、あった。
とはいえ、こうした本が世に出るようなら、それは僕の仕事ではない。・・・まあ、違った観点から、書いてみたいことは残っているけれど。

さて、この本では、まじめで、メモ魔で、という、東條氏の、人間性が描かれている。
いうまでもなく、東条英機氏は人間であり、決して悪魔ではない。人間を悪魔と錯覚することで、どんな事実から目を塞いだのか?
・・・残念ならがそこまでは書かれていない。

それにしても、ご本人は言うに及ばず、残されたご家族の方々も、極悪人の家族とされてきて、本当に大変だったろうなあ…






  1. 2007/12/10(月) 18:30:12|
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中東紛争―その百年の相克


書名:中東紛争―その百年の相克
著者:鏡 武


イスラエルとアラブの憎しみの連鎖がどう生まれてきたのか、中東紛争の入門書として購入したもの。
紛争の構図が100年も前から、歴史的に分かりやすく説明されている。

ただ、9月11日以前の本なので、その後のことは出ていない。
和平への希望が強調されて終わっているので、ちょっと前には、そんな希望的な観測ができる状況だったのだなあ、と妙な感慨を覚える。

紛争の動きが早いので、直近の流れはまた別の本に当たる必要があるだろう。



  1. 2008/01/02(水) 10:20:39|
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捏造された日本史


書名;捏造された日本史
著者;黄文雄


台湾生まれの著者が、大日本帝国の歴史、興亡について、侵略といった視点ではなく、むしろ、中国と「平和国家日本」に批判的、大日本帝国に同情的な視点から、描くもの。

1億人が関わった歴史には、少なくとも、1億個の視点があると、僕は考えている。むろん、その全てを押さえることなど不可能だけれど、この本にあるような歴史観は、当然、押さえておきたい。

様々な視点から、歴史を眺めることによって、はじめて、立体的に見えてくるものがある。



なお、この書名の通り、日本の歴史は、(主流としては)歪められている(捏造されている)と主張されている。
その主張には、様々な意見があるだろうが、それはさておき、一般論としては、敗者の言い分が通らない(つまりは、歪められる)のは、残念ながら、現代世界の在り方ではあるだろう。

僕個人としては、むしろ、敗者の言い分、主張できない人の言い分、悪とされた人の言い分にこそ、興味があるのだけれど・・・
  1. 2008/04/14(月) 01:02:28|
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