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2018年10月:平和の絵本の本屋さん

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ハディース


ハディースはイスラム教の使徒ムハンマドの言行録。
イスラム教ではコーランに次いで重要な教えであり、シャリーア(イスラム法)の法源の一つ。

昔書かれた本であり、複数の方の記憶に基づく。そのため、まったく同じ内容の出来事が何度となく繰り返されて、起承転結があるわけでもなく、さらに登場人物の名前がカナカナでとても長く(覚えきれない)、読むのはなかなかにシンドイ。
え、だからどうなの?と聞きたくなるのだが、どんなにつまらないように見えることでも、とにかく記録可能なことは出来るだけ記録しておこう、と言ったことなのかもしれない。そこに人々のムハンマドへの尊宗を読み取ることもできるだろう。

最近、ジャーナリストの安田さんが解放されたが、そのとき「事情があってイスラム教に改宗せざるを得なかった」といったお話をされていた。ウマルというのは、彼のイスラム名だと。たしかハディースの中には、殺すべき異教徒がイスラム教に改宗したなら、殺してはいけないといった記述があったように記憶している。なるほど、と思ったものだ。

ムハンマドの日常、妻とのやりとり、礼拝の仕方、様々な禁止事項など、豊富に書かれており、イスラム教理解の基礎知識として、興味がある方は、コーランと合わせてざっと読んでおきたい本。

こういうことを言ってしまうと申し訳ないが、イスラム教を否定的にとらえる人と肯定的にとらえる人は、それぞれイスラム教に関して全く逆の決めつけをすることが多い。つまり、「イスラム教は争いを生む宗教だ! なぜならこう書いてある」「イスラム教は平和の宗教だ! なぜならこう書いてある」という具合にだ。コーランなりハディースを読んでおけば、どこに誇張があるか、すぐに分かるだろう。

なお文庫本ではあるが、かなり高額であり筆者は公共図書館の取り寄せサービスを利用した。最近ではイスラム教への関心が高まっており、ぜひ再版が望まれるところだ。
文庫本で1~6巻ある。













  1. 2018/10/29(月) 13:35:34|
  2. 宗教の本|
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Hiroshima


タイトル;Hiroshima
著者;Ronald Takaki

英語の本。
実は20年ほど?前に読んだ本。本棚を見ていたら、ああこんな本があったなあ、と。
なぜ広島や長崎に原爆が落とされたのか。それを知りたくて読んだもの。面白かった記憶がよみがえった。

連合軍司令官のマッカーサーは、原爆投下の是非について尋ねられることは無かった。それどころかわずか48時間前に原爆投下の予定を知らされたのだと言う。
原爆投下はトルーマン大統領が決定したもの。彼は1945年4月にルーズベルト大統領の死去によって、突然、思いも寄らず大統領になってしまった人物。
「なぜ原爆が投下されたのか」という命題に対して、歴史的背景(特にソ連との関係)、人種的な偏見に加えて、トルーマン大統領の生い立ち、女性的性格(sissy)だったという劣等感、突然大統領になってしまった当惑、スターリンへの対抗意識、強い男でありたいといった心理が分析されており、大変に興味深かった。

アマゾンを見ると、今でも購入可能なようだ。


  1. 2018/10/29(月) 12:48:12|
  2. 歴史|
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人種差別から読み解く大東亜戦争


タイトル;人種差別から読み解く大東亜戦争
著者;岩田温

明治から先の大戦に至るまで、日本が続けた戦争の背景には白人列強の人々の人種差別意識があったと考えている。そこでこのタイトルに惹かれて購入したもの。

人種差別思想は古代ギリシアから存在したそうで、アリストテレスも主張したとか。奴隷制は実際、古代ローマでも普通に行われており、そのままヨーロッパへと引き継がれている。
アフリカ、インカ帝国、アメリカの悲劇、さらには日本で宣教師/ヨーロッパ商人が行なった、日本人奴隷の売買の話など。

さらには排日土地法、移民法、その他人種差別への日本人の怒りが大東亜戦争の原因となったことを随分と冷静な語り口で(ほとんど遠慮がちに)語られている。



  1. 2018/10/29(月) 12:03:35|
  2. 歴史|
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魔女狩り


タイトル;魔女狩り
著者;森島恒雄


幣著「二千年の幻想」の改訂版「呪いのマジック」原稿の執筆にあたって、参照した本の一つ。
中世ヨーロッパの異端審問から魔女裁判、魔女狩りの歴史を描いている。

当時、ヨーロッパの人々は、わざわざ生木を使って時間をかけて、魔女とされた無数の人々を焼き殺したという。

なぜこのようなことが起きたのか。そしてなぜ終わったのか。
それを考えるうえで、大いに参考になった。




  1. 2018/10/29(月) 11:50:59|
  2. 歴史|
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