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葉隠:平和の絵本の本屋さん

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葉隠


絵本で、葉隠を取り上げるに当たって、葉隠を読んだ。ざっと内容を理解しておきたかったので、現代語訳で。

上巻は、とても面白かった。山本常朝氏の思想が色々と語られていて、新鮮で勉強になった。
たとえば、武士道とは、家来道でもあるのだな、と。それは読んでいて発見。主君への愛、信頼、思いは、素直に感動した。とても純粋な愛を感じたのだ。愛に上下も平等もない。究極の上下関係の中にも、見事な愛がある。
そんなことを思った。山本常朝の時に熱い語り口の中に、人間の心にとって、とても普遍的な真実の存在を感じたのだ。

中巻は、鍋島藩の色々な出来事、たとえばお寺の由来とか。佐賀県の郷土史家なら、ずいぶんと面白いだろうが、僕としてはそれほどの関心はなく、斜め読み。

下巻も出来事。これは郷土史というよりも、喧嘩の話とか。これを読むと、やはり時代の違いは実感する。たとえば、なんでこんなくだらないことで、殺しあうのか、といった感は免れない。たとえば、碁を見ていて、横から、こうした方がいいといった余計なことを話しかけた同僚に向かって、突然、きりつけて、殺しあったとか。酒の席でからかわれて、喧嘩になって、切りあうとか。
おいおい、そんなことで切り合うなよ、と言いたくなる。
しかも喧嘩の席に偶然いないと(たとえば、酒の席を途中で辞したり)、腰抜けとなって、切腹とか。
まあ、色々な価値観、社会常識があるもの。

こういう社会の中から、上巻で見られるような深遠な哲学が生まれたのか、と、下巻はそんな意味合いで僕は読んだ。

現代に生きる情熱・知恵と、今は通じない常識。色々とあるものだ。

⇒常住死身(葉隠を取り上げた絵本)
⇒三島由紀夫氏の葉隠入門










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  1. 2012/04/23(月) 15:14:48|
  2. 思想|
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